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まず、目標を見据え、見定めた選曲ありき!

コンクール第1ラウンドがそれぞれの地域で終わり、一段落というところかな。
代表になって、上位大会に進むバンドは目標を大きくクリアしたことだし、この神様がくれたチャンスを生かしたいね

まあ、殆どのバンドは「夏が終わった」ということになるんやね。
ただ終わっちゃったんでは、熱さと戦った意味も何もないんで、やはりここんとこは、コンクールからの課題を考えてみよか

まず今日は、君たちが選んだ1曲の話。

この猛烈な熱さの中、願いを込めた1曲、どんな願いを込めたのかな
一昔前、審査員のコメント(例のメモ)に、「選曲ミス!」なんてのが良く見られた時代があったのです。
もう今時、こんな無礼な解ったような解らんようなコメントは、皆無やと思っとるんやけど
ミスであったかどうかは、自分たちが考えることやし、「この曲に取り組んで良かったぁ。」と云えればそれで良いのやんか。

しかしだ、1曲選ぶ大切さは、やっぱり大切なことに違いないな。
やはり上位入賞のバンドの選曲には、さすがそのバンドのポリシーが鮮明に見えて来るやんか。
君たちのバンドの1曲は、さてどうだったかな。
君たちのバンドを生かす、選曲が出来たかな。
終わってみて、色々課題が見つかって来たら、こんなエエことはないんやが。君たちのバンドは、どうしてその1曲に白羽の矢を立てたの
思い返してみようか。

最近の情報量の多さ加減に、押しまくられてへん?
音楽出版社の人「今年の自由曲、イチ押しはこれっ
僕「あんたとこ、イチ押しが何曲あんのん?(ツッコミ)」
音楽出版社の人「どれでもイチ押しなんでっせ。」

そうや、吹奏楽の曲って、どれも面白いし、ドラマティックやし、その通りや。
前年度のコンクールのCDを聴いて、音楽出版社の音源CDを聴いて、これ格好エエやん、って何となく部員の多数決かなんぞで、決めてしまってへんやろな(この辺は課題曲選びと一緒かな)

やっぱりここは、自分たちのバンドのポリシーがあって、こんな音楽をやりたいというイメージがあって、しっかりと目標を見据えた選曲が一番と違う
情感込めて聴衆を泣きにする音楽にしたい、
ドラマ的展開を色彩豊かに表現したい、
スピードとスリルで技術の凄さ見せつけてやろう、といった色んな目標を持ったら良いんや。
それを最大限生かす曲を探して、やっとこれやということになるんや。

そう、先にイメージありき、や。
目標をピシッと見据えているんやから、これがハマッタときは、すごく心を揺さぶられて、猛暑以上に燃えちゃうことになるんだよ。
燃えるもんが先にあるんやから。当たり前か

さあ、1曲心当たりが出来たけど、選曲とともにコンクールにはもう一つ問題がある。

それは時間やがな
絶対的制限時間が立ちはだかりよる。

こいつを制限(取り締まり)、と窮屈に考えんと、こいつを逆に生かしたらどうやねん。
つまり、時間を限って来るということは、曲の一部でもエエで(ホンマは全曲やりたいんやけど…ウソ。全部やればボロが出よる。)ということやない?
言葉悪いけど、ヤバイとこはヤランでもエエちゅうこっちゃ
楽曲の一部を、エエように切り貼りして(エエとこ取り、上位入賞バンドも殆どこれやんか)演奏してエエということ。

「自由」曲、とはよう云うたね。

ただ誤解してもらっては困るよ。
このエエとこ取り、その曲のゲイジュツを傷つけることが、あってはならん
それは、作曲者の人権を傷つけることになるからね。

コンクールの制限時間が生んだ、吹奏楽の世界の、この切り貼り技術(やっぱり編曲=変曲?)は本当にスゴイ
上位入賞バンドは、メンバーの技量を見据えて、この技術(?)も完璧にやって来るね。
選曲とともに、この切り貼り技術が、コンクールの第一関門かも知れへんね。
自分たちのバンドが、どないしたら一番良う見えるか、言わば音のコーディネートって云うんかな
指導者の先生は、音のオートクチュールのデザイナー(であって欲しい)。
コンクールが終わっても、次の演奏会へのレパートリー辺りを考えて、自分たちのバンドの目標・イメージを膨らまして行ける、オンリーワンのスコアを作って見てはいかが

次回は、いわゆるアレンジものの話にしよう。ではまた。

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【ウィンズスコア編集部より】
下のコメント欄(comments)にて、櫛田先生へのメッセージ・質問等を受け付けております。後日まとめて、先生にお返事していただきますので、疑問や悩みをぶつけて下さい!


コメント
くしだ先生、こんにちは。私は高知県の高3でアルトサックスを吹いていました。今年私達は『元禄』を選びました。県代表にはなれませんでしたが、言い合って理解し合える仲間が出来ました。

私は今まで音楽をぎゅーってキツく抱きしめていたのが、くしだ先生のブログを見て、きゅっと優しく包めた気がします。
うまく書けませんが、そんな気持ちです!

今は部活を引退して受験勉強中ですが、これからもブログを見て音楽をずっと好きでいます!
  • まひろ
  • 2010/08/14 12:47 AM
私は中学2年生ですが、中学1年生からアルトサックスとパートナーになりました。
つらいときにこの子とみた空が綺麗だったので、この子に「シエル」フランス語で空という意味を籠めて名をつけました。
中2の今、後輩から「消えろ」と言われ、落ち込んでいますが、シエルやみんな(もちろん楽器も)が精一杯励ましてくれています。
楽譜や曲に深入りしすぎて、知らず知らずのうちに笑っていたり、泣いていたりしているときもシエルが傍にいてくれた。
だから、つらくても苦しくてもシエルや仲間(楽器や全て)と精一杯生きていきたい。
  • 菜歩
  • 2010/11/03 8:41 PM
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