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音楽の常識「歌うこと」4

4:フレーズの歌い方

 和声(コード進行)がガイドとなって、適確なフレージングが確保できる。ここまでの常識は、理解できたかな。身に付くまでには、多少時間がかかるけど、僕の歳まではかからへんから安心や。とにかく、適確なフレージングが出来るようになった、として話を続けます。
 
 じゃあ、そのフレージングされた、1つ1つのフレーズをどう歌って行くんや、ということですね。つまり、旋律の歌わせ方。フレーズの中には、カァーッと情感を込めて行かんならんとこがあるわな。作曲家がそういう気分で書いているんやから、そいつが分かれば良いんや。
 それは、そんなに難しい話やなくて、フレーズの中の最高音に現れるんです。その音をフレーズの重心と云います。
 その重心に向かって、高揚して行くわけなんですが(この部分をアナクルーズ云うてます。本来はアップ・ビートのこと云うんですが。)、ゆるやかにクレッシェンドして、アッチェレランドをかけて行きます。これで気分が高揚して来るわけやな。
 そして、重心の音にはテヌートをかけて、「ドウヤ!」と聴き手に投げかけといて、フレーズの終わりに向けてディミヌエンドしながら、リタルダンドをかけます(この部分はデジナンスと云います)。
 といった歌い方が、旋律の常識としといてね。

 もう一寸云うと、重心に向かう時はヴィブラートの回数・振幅を上げるちゅうこともあるんやけど。
 また主旋律に対して、カウンター・メロディ(副旋律)を持っていることがあるね。この場合、両旋律の歌わせ方が違ってくるね。それが上手くからまって、立体的な音楽が出来るんだよ。皆んなが寄ってたかって、盛り上がって行くことはありますが、よほどユニゾンでやるとこでない限り、色々な要素がからまり合いながら、それぞれが盛り上がりながら、進んで行く(一寸難しい!)のが音楽なんや。

 旋律の歌わせ方って、こんなことや。こんな常識を皆んなが持っていてくれたら、合同演奏のときなんか、一発でピタッときまるんやけどね。

 さあ次は、和声(コード進行)の歌わせ方や。和音(コード)は、音が合ってるかだけに終わってへん?次の和音にどんなふうに移っとるか、チャント和声に従って進んどるか?そんなこと、考えてへんのんと違う?

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【ウィンズスコア編集部より】
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