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続・小編成バンドへのお誘い〜小編成バンドのためのレパートリー〜

 さあ、新しい年や。ウサギ年やから、もうここは、シャッフルのリズムに乗って、前向きに跳んで行くしかないね。そう、ウサギは前へしか跳ばんもんや。
 
 さて、年末に「小編成バンドへのお誘い」を書きました。いま吹奏楽は、大編成で一体感のある、洗練されたバフォーマンスでもって聴衆を圧倒する、といった表現が主流を占めているように思います。清澄なハーモニーというよりは、テンションの高い音響がプレッシャーをかけてきます。そして、情感のある旋律というより、細分化された技巧的な音が、洪水のように溢れ、聴衆を容赦なく打ちのめします。聴衆からすれば、それはそれで、もう、マイッタマイッタの連続であります。スゴーイ!

 その驚きはそれはそれとして、やはり音楽の持つ、喜怒哀楽の表現・情緒の表現を、失って欲しくないのです。つまり、もう一度取り戻すということを、考えても良いのでは、と思っているわけです。そんなことで、「小編成バンドへのお誘い」を書きました。情感の豊かな、情緒豊かな、キメの細かい、といった表現は、小編成バンド(ウィンド・アンサンブルと呼べば良いんでしょうか)が得意とするところです。
 
 そうこう云っているところで朗報を1つ。僕と同じように、全日本吹奏楽連盟でも、小編成バンドの育成が、連盟の取り組みの1つとして重要視されて来たようです。
 まず、小編成バンドが対応出来るレパートリーを整備しようと云うことです。その1つの施策として、過去の課題曲の中から、いわば人気曲を、作曲者によって、小編成バンドのために新しく改変して頂き出版しようという取り組みなのです。
 その第一弾として、2011年3月に、東海林 修さんの『ディスコ・キッド』、杉本 幸一さん(小長谷 宗一氏補作)の『カーニバルのマーチ』、後藤 洋さんの新曲(楽しみだ!)、そして僕の『東北地方の民謡によるコラージュ』の4曲がセットで出版されます(4曲セットで¥3,000。ゼロの数、間違っていないよ!)。
(編注:詳細は
全日本吹奏楽連盟へお問い合わせ下さい。)

 僕の『東北地方の〜』は、2管編成(トランペット、クラリネットなど、各パートは 2nd. まで)にして、新しい部分を書き加えて、演奏時間も6分30秒になっています。この曲は東北地方の民謡を素材にして、「和」の空間を西洋の管打で創り出そう、という大変な課題に挑戦した、僕の大仕事だったのです。即興的な歌い回し、「間(マ)」の取り方は、大編成のバンドは苦労するところでしょうが、ここが小編成バンドの見せ所となるのでしょうね。

 小編成バンドへのレパートリーとしては、『秋の平安京』はスイス・ウスター国際音楽祭で27名のバンドだったし、『石の庭』『飛鳥』だって『元禄』でも2管編成ですから、僕自身がウィンド・アンサンブル指向が強いんかな。小編成バンドへのお誘いを書く以上、僕かって小編成バンドのためのレパートリーを書かないとね。 
 まず新年の仕事として、3月までには、これも課題曲だった『雲のコラージュ』、大田三中でブレークした『雪月花』、『組曲「星の王子さま」』を2管編成でまとめたいと思っています。出版は勿論 Winds Score ということかな。

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【ウィンズスコア編集部より】
下のコメント欄(comments)にて、櫛田先生へのメッセージ・質問等を受け付けております。後日まとめて、先生にお返事していただきますので、疑問や悩みをぶつけて下さい!


コメント
くしだ先生こんにちは♪

私は宮城県で吹奏楽をやっている高2です。

小編成バンドについて
最近考えさせられる事がよくありました
私自身中学時代は小編成バンドで、ひたすら大編成に憧れる日々を過ごしていました。そのせいか、゙人数か少ないバンド=下手゙のような方程式が出来てしまっていました。
ですが、今の高校に入り大編成バンドという環境に替わってもうすぐ3年、小編成バンドの魅力に気付きました。 言葉が悪いかもしれませんが大編成なら
多少個人技術がなくても
迫力に埋もれてどうにかなる みたいな面があります
(そりゃあ大編成の魅力も山ほどありますが!)

それに対して小編成は
一人一人の感じ方、表現の仕方までがモロに感じられる 聴く方としても奏者としても良い緊張感のあるものではないかと。
そう考えると、とても豊かな環境なんだなと。



大編成で活動してる今
小編成で演奏する機会は殆どありませんが、毎年5月の演奏会では3年生ステージをします。25人前後の構成 まさに小編成

いろんな人に 小編成の素晴らしさが伝わるようなステージになるよう 練習に励みたいとおもいます


2011年は、去年達成できなかっだ自分を尊敬するこど くしだ先生もおっしゃっていたように、
回りからの評判や目を気にする゙アホな自分゙を破って

自分にしっかりぶつかって
トランペットという大事なパートナーと前に進んでいきます!!

  • まり
  • 2011/01/13 1:20 AM

僕は小編成の団体です。
発売されるのを楽しみにしています。
  • 高校生
  • 2011/01/14 3:51 PM
くしだ先生、はじめまして!

僕の居た(一応まだ所属している)中学も小編成なのですが、それゆえになかなか上の大会まで進めないのが悩みです。

よく顧問の先生と話し合ったりするのですが、「なぜ大編成の団体ほど上の大会に行きやすくて、小編成の団体は一定の場所で踏みとどまってしまうのか?」

未だにこの謎が解けません。

よく思うのは、小編成は中編成・大編成よりも聞き手に与える印象が弱いからだと思うのです。

しかしもしかすると、それなりの頑張りが足らないのかも知れません。

この、小編成と中編成・大編成の差や、小編成なりの努力の仕方をぜひ教えてください!

卒業までに顧問の先生や後輩たちに教えてあげて、今後のコンクールでいい結果を出せるようにアドバイスしたいので、よろしくお願いします!
  • もうすぐ高校生
  • 2011/01/29 9:19 PM
はじめまして。

東京在住の市原繭と申します。

吹奏楽部出身で学生時代より櫛田先生の作品をこよなく愛し青春時代を過ごした者です。

この度の未曾有の震災で真っ先に思い浮かんだのが、櫛田先生の作曲された名曲『東北地方の民謡によるコラージュ』でした。

吹奏楽畑出身では御座いますが、現在主にオーケストラ指揮者と映画等の劇伴や吹奏楽作品のアレンジも、何かしらの使命感に駆られて行って居ります。

櫛田先生のお許しが頂けるのであれば、名曲『東北地方の民謡によるコラージュ』を管弦楽版にて演奏させて頂きたく思って居ります。

もしお許しが頂けましたら、管弦楽版への編曲譜を櫛田先生にチェックして頂きたく、東北地方の情緒溢れる民謡を素材とした曲を吹奏楽ファンのみならず、一般的なクラシック、オーケストラの愛好家の皆様へ、そして被災された東北地方の多くの方々へ皆様が思いを馳せる様なコンサートにしたいと思って居ります。

最新版の小編成用が6分30秒程へと長くなった事もファンとして喜ばしいのですが、1981年当時のコンクール課題曲のオリジナル版の入手が困難な状況で御座います。

編曲した後のスコアは、櫛田先生へ献呈させて頂く所存で御座います。

上記、ご査収の上、何卒御配慮及び御検討下さいます事を切に御懇願申し上げます。

zion chamber orchestra
音楽監督・市原 繭

櫛田先生、こんんばんは!
夜分に申し訳ありません。
フルートをやっている大学2年生です。

12月後半に定期演奏会で「星の王子様」のソロをやるのですが、どうやって歌ったらいいのか全然わかりません。
あと10月に初めてリングキーにして、右手の薬指がなかなかしっかりキーをおさえりことができず、音がしっかりなりません・・・。
何かアドバイスはありますか・・・?
  • 川村
  • 2011/12/05 11:27 PM
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