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1月のお返事です

 >まりさん
 吹奏楽部としての活動の最初は、確かに小編成で、しかも初心者も多くって、何ヶ月たってもまだまだ発展途上、という状態ですね。ですから当然、音楽的な表現のレヴェルも高くないし、大きな編成のバンドの圧力みたいなヤツに出会って、心細くなっちゃうんやね。しかし、小編成でもその取り組み方・訓練・活動・学習の仕方で、レヴェルの向上を果たす事は出来ます。
 その結果、貴女のおっしゃる通り、
一人一人の感じ方、表現の仕方までがモロに感じられる 聴く方としても奏者としても良い緊張感のあるものではないかと。そう考えると、とても豊かな環境なんだなと。
と云うことになりますね。
 では小編成バンドが、こうした充実したところへ達するには、どんな条件を整えるとエエのでしょうか?これについては、次の「もうすぐ高校生」さんへのお返事を呼んでみてね。

>もうすぐ高校生さん
 あなた方は、自分達のバンドが「小編成バンド」である云う事が、「ただ人数が少ないバンド」という認識しかないんじゃない?20人でやるのんと50人でやるのんとでは、吹奏楽といっても違う表現・演奏になるもんやんか。オーケストラと室内合奏団を一緒にしたらあかん。小編成のバンドは、ウィンド・アンサンブルとしての表現を目指さないとあかんなぁ。聴き手に与える印象も、大編成パンドと同じことしてたら、そら貧弱にも見えるしアカンわ。取り上げる楽曲から、見直す必要があるよね。ダイナミックな強烈なサウンドを持った作品(最近この手の作品が多く、これが吹奏楽の全てであるような、錯覚があります)に目を奪われたりしていないだろうね。大編成のバンドの演奏表現が、アタマに散ら着いている限り、結局劣等感を持つだけやんか。大編成の為に作曲された曲(楽譜)を持って来ても、どうしょうもないね。
 まず、取り組む楽曲(選択するレパートリー)を考えよう。G.ホルストの『第1組曲』『第2組曲』、R.ヴォーン・ウィリアムズの『イギリス民謡組曲』、G.ジェイコブの『ウィリアム・バード組曲』などです。
 また、クラシックでは、J.S.バッハの『小フーガ』『シャコンヌ』『G線上のアリア』『管弦楽組曲第2番』、モーツァルトの『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』、レスピーギの『リュートのための古風な舞曲とアリア・第3番』、グリーグの『ペール・ギュント組曲』、ラヴェルの『マ・メール・ロア』(これらは、勿論良いアレンジが必要ですが)など、小編成に適した楽曲はたーくさんあるんだよ。
小編成と中編成・大編成の差や、小編成なりの努力の仕方をぜひ教えてください!
 上に書きましたように、小編成と中編成・大編成の差は、取り上げる楽曲が違います。小編成の場合各パート一人が基準になりますから、ソリストの集団となり、大編成より楽器の色彩感が、クリアに表現されるんだな。小編成なりの努力の仕方なんて、特にありません。合奏は、小編成と中編成・大編成であっても、一人ひとりの技術・感性が、そのバンドの演奏を創り出すわけですから、人数にかかわらず、一人ひとりの音楽的レヴエルの問題なんだなぁ。要は、一人ひとりが上手くならんとアカンのや、と云うこと。
 小編成バンドとして、しっかりとした認識からスタートしましょう。「少数精鋭」という言葉があるやんか。

>高校生さん
 発売のチラシのゲラ・コピーが、全日本吹連から送られて来ました。近々、埼玉県伊奈学園総合高等学校吹奏楽部と大阪府立淀川工科高等学校吹奏楽部で参考音源のレコーディングをやります。このCDが付いて、4曲3,000円、ナント!!

>梁さん
時代は変わる。吹奏楽の世界も、徐々に若者達に受け継がれていきます。
 その通りです。
櫛田先生も、どうか少しでも長生きして、ご自身の培ってきた音楽の大切さを、今の若者達に御教授なさってください。
 有り難う。僕もそのように思ってます。永野先生と同じで、市民に愛される吹奏楽を広めることで、吹奏楽の愛好者・ファンを仰山増やすこと、その為の吹奏楽の指導者・教育者を仰山増やすこと、勿論作曲家も。これが、僕の今のやらなきゃならないことやね。出来る限り、機会を作ってと思っております。

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【ウィンズスコア編集部より】
下のコメント欄(comments)にて、櫛田先生へのメッセージ・質問等を受け付けております。後日まとめて、先生にお返事していただきますので、疑問や悩みをぶつけて下さい!


コメント
お久しぶりです。
九月からご無沙汰していましたが、無事受験が終わり志望校への合格を果たすことができました。

たびたびこのページをのぞかせていただく機会がありましたが、他の方々のコメントや櫛田先生の解説はなるほどと思うことや考えさせられるものばかりでもっと早く出会えていればと思っていました。

高校でも吹奏楽部に入部するつもりです。
中学校時代には学べなかった音楽の理論を先輩方と一緒に学べたらと思っています。

また、中学校の部活も卒業までですがまた参加しています。今年は今年の色が出ていて寂しい気持ちもありますが誰かが苦しいと思ったときにそっと支えてあげられるそんな人間でありたいと思います。

これからも、櫛田先生にはお世話になると思います。そして、高校では櫛田先生の曲を吹くことができればと思っています。
その時はまたよろしくお願いします。
  • W.O.T
  • 2011/02/14 9:12 PM
櫛田先生こんにちは。
私は学校で小編成バンドの顧問をしています。コンクールなどでいい結果を出せてはいませんが、子ども達は楽器や音楽が楽しいと言って、練習や本番を楽しみにしている、というようなバンドです。
私はやっとスコアが読めてきて、単独の和音なら理解できてきたところです。CDもいろいろ聞いて、著名な作曲家については知識がついてきました。指揮ではやっと、テンポキープしながら強弱を指示したり、リタルダンドができるようになった程度です。ピアノは弾けず、作編曲の理論や曲の構成も分からないことだらけの状態です。

先生の小編成に関する一連の記事には、多くのヒントを頂き、なにより大きく心はげまされました。1つ、ご意見をうかがいたく、コメントさせていただきます。
それは、極小人数の場合について、です。

私が見ているバンドは、小編成といっても10人ほどです。ウィンドアンサンブルといって想定される20人の半分です。各管1本で、お互いにお互いの楽器のことが分からない状態です。私も楽器の種類・手入れなどは分かっても、奏法や練習法はあやふやです。
曲については、小編成対応曲などを、さらに絞ってアレンジ(しては、本当はいけないのでしょうけれど……)して演奏しています。

素人の付け焼き刃的なアレンジが、音楽的にどうなのかと悩んでいます。また、コンクールなどでは私の編曲がまずく、子どもの力を殺しているのではと不安です。
金銭面も問題ですが、編曲をお願いできる知己もなく、つらさがあります。
昨年はコンクールを意識してR.V.ウィリアムズに早期に取り組みましたが、この人数ではそれでも大変で、曲変更をしました。(イギリス民謡組曲のマーチで木管が息継ぎにも苦労する、等…)

私の地域にはこのようなバンドは多くあり、情報交換などもしますが、みなさん困難は同じ様子です。
1人でも歌は歌える、2人いればハモれもする、と子どもを励ましつつ、日々、悩んでいます。
このような極小編成バンドの選曲や練習の方向性など、お知恵をお借りできればと思います。
  • 極少人数バンドの顧問
  • 2011/02/17 7:47 PM
はじめまして。先生がサクソフォーン四重奏のために書かれた『雅抄楽』の楽譜を探していますが、見つかりません。どのようにすれば、手元に置くことができるのか教えてください。宜しくお願い致します。
  • もうすぐ40歳
  • 2011/02/22 9:19 PM
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