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音楽の常識「コード進行」3

3:コード《和音》の流れ
 前講義【超基本のコード進行】G7)は、一応アタマに入ったかな。それでは、この基本形からどのようにストーリー性のある流れが出来て行くんやろか。今回は少し難しいかも知れんが、まあクイズ・ゲーム感覚でついて来てね。

 課題曲4の『南風のマーチ(Spring Breath March)』格好いいね。この英文のタイトルの方が似合うよ。「南風」なんて、吹っ飛んでしまいそうな力士のしこ名みたいじゃん。まあ良いか。この曲のコード進行をお借りするよ、渡口君!!※編注:『南風のマーチ』作曲の渡口公康氏。

 4小節イントロが終わって、 第一マーチ([A]〜)の最初の8小節を見てみよう。この8小節は、4小節ずつの対話になっているね。メロディ・ラインもそうだし、コード進行もそうなっているんだ。渡口君、なかなかやるね。
 さあ、コード進行から、ここの部分の色使いを見て行こうか。この曲はB♭ Major、つまり変ロ長調やから、変ロ長調の音階の上に出来るコード(変ロ長調のダイアトニック・コードというんやけど)が、この曲のコード進行の基本になるコードというわけ。
 [A]の部分は、B♭→Am・D7→Gm→Dm→E♭・F7→Dm7・G7→Cm・C7→Fという進行になっているね。ここでまた、前回登場のQ太郎君(以下)、またまた登場でーす。
 
「あれぇー、変ロ長調のコードと違うのんが、センセ、ギョーサンあるやんか?」

「そうや、その曲のダイアトニック・コード以外のコードをチョイト使って、思いをこめたり、色彩を豊かにするんや。そのやり方は一寸後にしてさ、ダイアトニック・コードを確認して、コード進行の核を掴んどこか。」

「そうですね。アタマのB♭、それからGm・Dm・E♭・Cm・Fですね。」

「そうそれで、機能的には、という基本進行を構成して、最後のF()で半終止というて、一寸立ち止まったという感じだね。」

「ほな、前半の4小節はトニックですか。」

「そうや。1度・6度・3度 と主人公のが続くんや。つまり主題の《春を告げる風が吹いて》という春風の姿を描いているんやね。」

「続くE♭からはCm→F(ということで、《何か湧いて来る自分の気持ち》ですか。」

「E♭→Cmはやから、楽しさ・幸せ・ウキウキ感やね。」

「ほんで、このダイアトニック・コードの前に置かれたそのほかのコードは、そのダイアトニック・コードを引き立てるんや。センセ、一寸解って来たわ。」

「そうや。アタマええなぁ。よっしゃ、ほんならどんなコードをどう置いたらええか。教えようか。」

 スミマセン。時間が来てしまいました。次回をお楽しみにして下さい。和声は、ダイアトニック・コードとそれを引き立たせるコードからから出来ていることを、アタマに入れておいてね。

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【ウィンズスコア編集部より】
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