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音楽の常識「コード進行」4

4:コード《和音》を引き立たせるコード
 前講義で、その調の本来のコード(ダイアトニック・コード)が、どのように設定されているかは理解出来たかな。《春を告げる風が吹いて》《何かが湧き上がって来る自分の気持ち》といった主題が、[A]の部分のダイアトニック・コードB♭→Gm→Dm→E♭→Cm→Fという形で、きちんと設定されているんだな。ホントに良く勉強されているよ。機能的には、という基本進行を構成して、最後のF()で半終止するという、全く教科書通りの進行だな。(優秀・花マル)

  さて今回はじゃ。そのダイアトニック・コードの間に設定された、ツナギのようなコードについてのお話です。ダイアトニック・コード以外のコード(ノン・ダイアトニック・コードと云います)をチョイト使って、ダイアトニック・コードに思いをこめたり、色彩を豊かにしたり、つまり本来のコードをグゥーンと引き立たせるんや。言葉を豊富にして、より以上の感情移入をしょうという、カラフルな演出やな。

  そのノン・ダイアトニック・コードの定番ネタの一つが「セカンダリー・ドミナント7thコード」なんじゃ。そもそもドミナント7thコードからトニック・コードへの進行は、最も安定感のある進行で、ドミナント・モーションと呼ぶんじゃが、こいつをダイアトニック・コードに使ってみよう、というアイディアなんだ。つまり、各ダイアトニック・コードを仮のトニックとしといて、それに向かってドミナント・モーションして行く仮のドミナント7thコードを設定しようやんか、というわけ。
 [A]の部分の、B♭→Am・D7→Gm→Dm→E♭、F7→Dm7、G7→Cm、C7→Fという進行の中やったら、D7・G7・C7 や。それぞれ、次に来る Gm・Cm・F を引き立たせるちゅうか、思いを込めたというか、流れるように進行するんやな。

Q太郎(以下Q)「ドミナント7thコードって、スゴイですね。」

「そうや。トニックに対する支配力みたいな、どないと動かす力があるんや。まあ、ウチのかみさんみたいなもんやな。」

「さあ、そしたらあと残りのAmの正体はなんですねん。」

「これはじゃな、D7というセカンダリー・ドミナント7th・コードを、2つに分けて、つまり細分化することで、より細やかな感性を与えるという、いうたら1つのバリエーションやな。」

「ナント。Gmへ進行するのに、こないな気持ち、よろしいな。」

「この分割のモトネタ解る?」

「ダイアトニック・コードの 2度・5度・1度 の進行、センセがしょっちゅういうてる、SDT でっしゃろがな。」

「そうや。Amは仮の2度で、D7が仮の5度で、ちゅうことや。」

「ほんで、これをツー・ファイブちゅうねん。」

「お前、知っとったな !! 」

 今日はここまでにします。また次回、 Q太郎君と一緒に。

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【ウィンズスコア編集部より】
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