プロフィール

ウィンズスコア公式HP

ウィンズスコア公式twitter

12〜1月のお返事です。

 >りんりんさん
 ご質問のようなことで悩んでおられるバンドは、結構多いのではないでしょうか。詳細にわたって、具体的に順次だててお話するには、このブログでまた機会を作って、何回かに分けて書きます。今回は、その基本と云いますか、方向性みたいなことを書きますので参考にして下さい。
 まず、部活は生徒が自主的に集まって出来ているものです。学校ですから、先生はその部活の運営の責任者として、役職につかれている訳です。ですから、技術指導が完璧に出来なくても、仕方ありません。運動部の多くをみると解ると思います。
 ただ、だからと言って、先生は勉強しなくても良いということはありません。良いバンド(より良い部活)にするには、まず「先生が勉強すること」です。
 しかし、もっと大事なことは、「生徒一人ひとりが自主的に、自分の能力で音楽を進めてゆく力を付けて行く」ことです。合奏は、一人ひとりの集合体です。一人ひとりが高まらないと、絶対、全体は高まりません。

 では、一人が高まるには…

 まず、楽器を愛します。楽器は貴方の恋人です。そして、何でも良いですから、好きな曲を一曲見つけ、人の前で演奏出来るように、毎日徹底的に練習します。カラオケをやってる、オッチャンたちと違うところは、テンポと音程をきっちりメトロノームやチューナーのメーターで確認してきっちりやるところです。合奏前にペチャクチャ喋る時間があれば、個人練習を徹底します。この各自の自主的な活動が、合奏の基になるんです。
 次に、人数がそろってなくても、ある時間が来れば必ず合奏を始めるようにします。部活の時間にメリハリをつけるわけです。合奏練習は、マーチを使います。過去の課題曲の中から選ぶと良いでしょう。遅めのテンポ設定で一音ずつ大事に、各自が美しい音をイメージして、気持ちを込めて、丁寧に演奏します。テンポをキープする指揮者は、バス・ドラムです。バンドのシェフですね。
 こんな規則正しい部活を考えて見て下さい。今日はこの辺で。個人練習・各楽器のポイントや合奏の進め方は、また別の機会に書きます。


>こうざんさん
 いつも櫛田作品に目をかけて頂き、大変嬉しいです。歳を忘れてまだ何やかやと、作曲・編曲しています。オホーツク管内のデータ有り難うございます。某雑誌の全国大会のレパートリーとの違い、同じ日本のパンドでこんなに違うのです。どちらも事実でして、これが現在の日本の吹奏楽の姿です。吹奏楽界としては、大編成の全国大会レヴェルのバンド以上に、大多数を占める、地方の少人数バンドの育成が、これからの最も重要課題と云えると思います。また、同時にそのレパートリーの多くが、管弦楽作品の編曲か、コンクールを意識した流行の作品であることも、問題の一つです。このことは、次回のブログでお話させて頂きます。


>うにゅらさん
 マーチは行進、歩くための音楽です。ただ、日本人の足の動きのように、スゥイング感のない歩きを指すのではありません。むしろ欧米の方々の歩行のよう、颯爽とした躍動感を持った、軽快なリズム感を指します。思い切って云いますと、舞曲の一つただとも云えます。だから、8分の6のマーチが存在するのです。そのリズム感を引き出すためには、例えば、4分音符は充分にスィング感を持って、ベース・ラインは少し長めに、その音が全く消えてしまわない間に後打が入る、といったイメージです。一寸、言葉だけでは難しいですね。ここは、実際にレッスンしてあげたいのですが、まあ僕でなくても、良い先生にレッスンを受ける必要がありますね。『旧友』はドイツのマーチで、幾分ガッチリしたイメージはあるのですが、昔の友人に久しぶりに会った幸せ感を持った、ワクワクしたリズム感が必要です。マーチの歌わせ方は、このリズム感・スィング感の出し方が全てです。練習では、少なくとも立って演奏します。椅子に座るのでも、腰を前に浮かすような要領で、前に体重をかけます。左足は、バスドラムのつもりでタップすることも良いと思います。


>音楽大好きさん
 この曲の難しさは、「歌唱曲」である民謡が素材になっていることです。つまり、一人で自由なテンポや節回しで歌う曲を、全員で寄ってたかってやるわけですから、指揮者の指示の徹底と、繰り返しての練習が必要です。各部分には、墨絵のような、吹奏楽では考えられなかった、美しい場面を作っていますから、充分にイメージされた場面設定をして全員で一致した表現を考えて下さい。1981年の全国大会での青森信用組合吹奏楽部(指揮:箕輪 響)が、あとにも先にもない名演です。

--------------------------------------------
【ウィンズスコア編集部より】
下のコメント欄(comments)にて、櫛田先生へのメッセージ・質問等を受け付けております。後日まとめて、先生にお返事していただきますので、疑問や悩みをぶつけて下さい!

コメント
質問等ではないのですが、たまたまこのブログを見付けたので、コメントさせて頂きます。

大学時代に先生にお世話になった者です♪
お久しぶりです。
大学を卒業してから、先生が体調を崩された事を知り、心配しておりました。
お体の調子はいかがですか?
最近インフルエンザ等も流行っているようなので、そちらも気をつけて下さいね。

いつまでも帽子が似合う素敵な先生でいて下さい♪
また機会があれば先生にお会いしたいです(^-^)
それでは失礼します。
  • 七夕
  • 2012/02/09 2:25 AM
こんにちは。

前もコメントした、ユナです。
前回のコメントには大変丁寧に返事していただき、本当にありがとうございました。

アンコンは12月だったのでコメントに書いてあったアドバイスを生かせないことがとても残念です。

私がなぜあのとき(9月)にコメントしたかといいますと、私はアンコン出場3回めであり、この今年のメンバーは去年と全く一緒でしたが、後輩と先輩との雰囲気が少しだけ悪く、練習に無断欠席する子もいるほどで、しかも、楽譜ももらったばかりで、今年のアンコンに不安があったからなのです。
去年(昨年度)は、同じ楽団のほかのチームさえも追い越し、私たちだけが県大会に出場し、ダメ金でしたが金賞をいただきました。これも、今指導している先生(今年で10年め)が今まで指導してきた中で、いちばんの成績でした。それに、そのさらに前の年度では、私たちが(その10年間で)最初の県大会出場を果たしたのです。そして、これで私たちは2年連続の県大会になったのです。
でも、だからといって、安心していたら絶対ダメになる。3れんぱできなくなる。それが不安でした。

私がなぜイメージについてきいたのかといいますと、私たちは、“曲のイメージ”を大切に、そのイメージや私たちの思いが聴いてくださる方々に伝わるような演奏をしたい、そう思っていたからです。
返事を待っていたのですが、てつのすけさんもお忙しかったりしたのでしょう、なかなか返事が帰って来ず、作曲者であるてつのすけさんのイメージも大切ですが、私たちが演奏するのだから、最終的には私たちでイメージを作り上げました。
楽団の先生が指導して下さったのですが、ほかのチームの指導もあり時間が短いのでイメージについてはなんとなく教えられただけでした。でも私たちでイメージを膨らませ、“私たちのイメージ”を作り上げたのです。
本番は、マリンバ担当の後輩がインフルエンザで欠席してしまい、そのまま演奏しました。
低音の、演奏の大黒柱的な存在であったマリンバがないのは、大きな損傷でした。それに、和太鼓もその子が担当します。和太鼓もベースであり、大切な低音でもあります。

私たちはその子ぬきで、金賞をいただきました。でも県大会には出場できないのです。
演奏も、金賞をとったからといっても、その子がいない動揺のためかめちゃくちゃで、演奏の終了直後にはメンバーみんなが「もうだめ。銅賞だ…」と言っていました。ですが、私に悔いはありません。
なぜなら、演奏しているとき、たしかに5人の心がひとつだった、そう感じたからです。もちろん、5人ですから、離れていて、その場にいなかった、インフルエンザの後輩とも。まさに、一心同体でした。
私たちの思いが、きいていた人に届いていれば、伝わっていれば、それ以上のことはありません。

今回のことで、音楽の素晴らしさと同時に、一人ひとりの大切さ、その存在の大きさにあらためて実感させられました。休んだその子にかぎらず、みんなの大切さ、そして、今、こうして音楽ができる幸せに気づいたのです。

私たちの一年間の締めである我が楽団主催の今週末の演奏会でも、華音を演奏します。
きっとそのときにも、今以上のものを得られると思うし、私たちは卒業するので最後の最後になります。
音楽の素晴らしさをたくさんの人に伝えられたら、と思っています。

長々と語ってしまい、すみませんでした。
でも、どうしてもてつのすけさんに伝えたかったことです。

コメントの返事を、お待ちしています。
  • ユナ
  • 2012/02/28 5:22 PM
コメントする








   
この記事のトラックバックURL
トラックバック